長者原(6:50)→雨ケ池(7:50)→坊がツル(8:35)→立中山(9:30)→法華院温泉山荘(10:30~昼食)→坊がツル→雨ケ池(12:20)→指山(14:05)→長者原(15:??)
くじゅう登山ガイドマップ作製協力団体作製のくじゅう登山ガイド&山のマナーの地図
五月も半ばを過ぎた。そろそろ、くじゅうが最も賑わうミヤマキリシマの時期の到来である。これからは、情報合戦である。去年、遠方の方から、この時期の情報が役に立ったとのメールをいただいた。このホームページが人の役に立っているんだと思うと、今年も是非、ミヤマキリシマ調査隊に変身しなければならない。
今回は、去年も行った立中山のミヤマキリシマ調査である。ここは1400m級の山なので一番、開花が早いのではないかとふんでいる。それに去年との比較が、ちょっとした参考になるかもしれないので☆彡
ミヤマキリシマ調査隊始動 まずは立中山
先週同様、長者原から入ることにした。というのも、ここで車中泊しているので、手っ取り早いためである(笑)。そこで、以前もよくお会いした豊後高田の方と一緒になった。今日は大船山に行くということだったので、坊がツルまで一緒に行くことにした。
天気も意外に良く、ここタデ原は、先週よりも、もっと青々して、吹く風と新緑が何とも心地よい朝を演出してくれた。この登山路は、先週も通ったので、見た花は基本変わらなかったが、今回は完全体の「ギンリョウソウ」、「チゴユリ」、「ホウチャクソウ」がありこちに咲き彩っていた。
今日は、もともと風が強かったが、雨ケ池のところにつくと、その強風にのってガスが沢山押し寄せるようになり、さっきまで見えた三俣山は完全にガスにおおわれ、平治岳が微かに見えるだけになってしまった・・・・。豊後高田の方とこのガスは晴れそうですねとか、希望を語りつつ、坊がツルへと着いた。彼は平治・大船山と行く予定なので、ここでお別れ。
ガスの風景に、意気消沈したが立中へ向かった。
法華院山荘を過ぎた登路から、少しづつ開花したミヤマキリシマが散見された。この花が僕をくじゅうに嵌らせるきっかけとなったので、この花が少しでも咲いていると一際うれしい。鉾立付近にはイワカガミも群生しており、先週よりもいっそう開花が進み初夏の訪れを感じさせてくれた。
山頂のミヤマキリシマの花付は、去年同様良好だった^^ ただ今年も去年同様、シャクガの幼虫が結構いた・・・・。 去年もそうだったが、最盛期の時は、立中山もピンクに染まっていたので、たぶん立中山とシャックは切り離せないんだろうと結論ずけた・・・。
奇跡的にガスが晴れだし、数本の咲いている株と写真を撮れたので本当によかった^^やっぱり山が入ってのミヤマキリシマだな☆彡
開花の進行状況を見ると、去年(5/19)とあまり変わらない感じか、ほんの少しだけ早いような気がした。桜風に言えば、咲き始め・・・。
立中の山頂で今年初の「マイヅルソウ」、鉾立付近で「ツクシドウダン」を撮った。今年初の花は、一年ぶりなのでとても可愛らしく、テンションがあがった。 そして、法華院山荘の談話室で昼食をとった。
指山にも行くか
お腹が満たされ、坊がツルでは、たくさんの「ハルリンドウ」、そしてこれまた初の「白いハルリンドウ」を見つけたので、心もより一層満たされた。おまけにガスが晴れ始め天気も回復傾向となった。
そうなると、このまま帰るのも、もったいない・・・。平治岳か、もう一つの1400m級の山である指山が頭をよぎった。
指山は、初めての山で、マンサクが綺麗だとは聞いていたので、いつか行こうと考えていたのだが、ミヤマキリシマも咲くと聞いていたので、ここも、平治岳よりも少し開花が早いかなぁ〜ということで、この際行ってみるかと指山に行くことにした。
とりあえず、来た道をもどり雨ケ池についた。これよりちょっと先から指山に向かう登路があるので、そこから入っていく。しばらくは、ずっと平坦な道を歩いていく。そして、この道には、完全体の「ギンリョウソウ」の宝庫だった。あちらこちらに咲いており、ずっと見ていると、どうも「気色悪い」というイメージからチェスでいう「knight」というように「恰好よく」見えてきた(笑)
実は、雨ケ池の所でもみたのだが、まだ早いよなぁ〜と思ったが、「アサギマダラ」っぽい蝶が飛んでいた。すぐ逃げたので上の真ん中のように、ちっさくしか写真を撮れなかったのだが(笑) う〜ん どうでしょう(笑)
で、ここから思いもよらぬ登りが(笑) しばらくすると、長者原や黒岩・泉水と見晴らしが開けるようになった。途中にはシャクナゲも意外に咲いているのでビックリした。
そして山頂のからの景色は、初めてなので新鮮新鮮^^ 三俣がすごく近くに見えるし、大曲からの鉱山道路も見える。おまけに雨ケ池も☆彡 言えば絶景ですなぁ〜(笑)ミヤマキリマも確かに群生して、満開時はきれいだろうなぁと思った。 そして、肝心な開花状況は、立中同様、咲き始めですなぁ〜・・・。
そして新たな山、指山の魅力を発見し大満足で下山した。
途中びっくり、大船山・平治に行ったはずの豊後高田の方とまたまた、遭遇。坊がツルから北千里・すがもりを通って帰ってきたとのこと相変わらずの凄さにビックリさせられたのでした(笑)
エピローグ
指山には、三俣山までの通行遠慮の看板がありましたが、本当に昔こんなところ行ってたんかいな〜というほどの急登のような気がしました。こんなところを行くなんてぞっとしますね><; 勿論、今は通行禁止ですが(注意)
ミヤマキリマの今年の見ごろは、どうなんでしょうね〜@@ はっきり言ってわかりません(笑) ただ、今回の立中山は、去年とそう変わらなかったような気がします。でも、要はこれからの天候次第ですので・・・・。来週は、平治にでも行ってみようかなと思っています。その時に徐々にわかってくると・・・・思います(笑)
ご来頂ありがとうございました☆彡
「くじゅう連山のひよっこ」 Ryona