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くじゅう連山のひよっこ


山行レポ (6月22日 雨ケ池 大戸越)



  長者原(6:00)→雨ケ池→坊がツル→小屋→大戸越→坊がツル(昼食)→雨ケ池→長者原(14:00)

 



                             くじゅう登山ガイドマップ作製協力団体作製のくじゅう登山ガイド&山のマナーの地図


             

 今週は、台風が九州に上陸するということだったので、山行を半ばあきらめていた。ところが、上陸する前に温帯低気圧になった。僕が住む田川も、雨風も台風といった感じではなかった。
 
 それよりも、疑問に思ったのが、台風(熱帯低気圧(
海面から蒸発する水蒸気をそのエネルギーとして、発生し、発達する。))が、温帯低気圧になるということだ。温帯低気圧は、発達しても台風にはならないと習った(だから台風のような気圧を持っても爆弾低気圧と呼ばれる)。なのになんで? 簡単に言うと、どうも台風がまた低気圧に変わるときの周囲の状況(温帯低気圧は、北からの冷たい空気と南からの暖かい空気が混ざり合おうとするところに発生する。)によって、低気圧自体の形状が変わってしまうとのことだ。
 要は、
 ○台風が熱帯低気圧に代わる・・・・・ただ勢力が衰えた。
 ○台風が温帯低気圧に代わる・・・・・形状そのものがかわる。 こう覚えればいいみたい。
 
とんでもない脱線をしてしまったが・・・・むずかしい(笑)

 今回も前回と同様、オオヤマレンゲを追い求めることにした。以前、
HEROさんから大戸越のオオヤマレンゲは、芯が赤いと聞いていたので、その芯の赤いオオヤマレンゲがどうしても見たくなった。ということで、今回は大戸越に向かうことにした。 どこから登ろうかと迷ったが、くじゅう周辺の台風の影響が全く分からないので、あまり被害のなさそうな長者原から坊がツルを経由し大戸越に行くことにした。
 

 赤芯のオオヤマレンゲを求めて!! 

「雨ケ池と三俣 NEX-5N」



































 予報通りだが今日は、薄曇りであまり天気は良くなかった。ここから雨ケ池までの、原生林は、朝日を浴びると、森林浴を楽しめるのだが、今日は、もの悲しい森を抜けるといった感じだった。登路は、いうほど荒れてないが、風のせいか木の枝が折れているのも多々見受けられた。
 そして、雨ケ池についた。今回の雨で、その名にふさわしい状態(雨量が多いと全体が池のようになる)になっていた。逆さ三俣なんて初めて見た☆彡。でも、もっと雨量が多いと木道も浸かることがあるとか、喜ばしいことではなさそうだが、一度見てみたい(苦笑)。

 













「坊がツルと三俣 NEX-5N」


 坊がツルを流れる鳴子川も、それほど、流量が多くなく、飛び石も難なくわたることができた。そして、テント場につき、まさか、こんな時にテントはないだろうと思っていたが、1張りあった・・・・すごすぎる(笑)。 ここからの大戸越までのコースが、予想通り悲惨な状態になっていたのは言うまでもない。 とりあえず、一投一石運動に協力して、べちゃべちゃになった床に、石を投げたが、前よりも歩きやすくなっているかなと思った。 この運動の成果か? 






「坊がツルと白口 NEX-5N」




















































「ノアザミと白口 K5」

















「ベニバナニシキウツギと平治 K5」


 






「オオヤマレンゲの蕾 K5」


































 大戸越につき、すぐにお目当てのオオヤマレンゲを見に行った。やはりこの花は難しい・・・。今日は、見ごろを過ぎた花と蕾しかなかった・・・。でも、見ごろを過ぎた花でも、艶めかしさを感じさせてくれるのがこの花の魅力だろう^^ 十分に堪能し、それにその中の芯を確認すると確かに赤い。大先生「木下さん」のHPに先週載ってあったが、この赤芯のオオヤマレンゲは、「オオバオオヤマレンゲ」といわれ、朝鮮半島や中国が原産とのことらしい。 「なんで、朝鮮とか中国が原産の木が、大戸越に咲くのか?」と、今日、男池のおいちゃん家であったHEROさんに聞いてみると一説では、大陸が陸続きだったころに流れてきたのではとのことだった。この花のルーツはそのような時代にまでさかのぼるのかと、納得と驚きの両方を覚えた。
 この花は、くじゅうに3種類も確認されているとかで、大先生たちは、「クレオパトラ」とか「モナリザ」とか「のりか」とか呼んでいるらしい。木下さんのBBSで悠悠さんがこの花を「はるか」と言っておられたが、この赤芯が「綾瀬はるか」のことであれば、妙に納得(笑)

 ※ この花、最後の写真が、鳴子の写真なので芯の色の違いが分かるかと思います。




「少し開花したオオヤマレンゲ K5」







































「ちょっとピークを過ぎたオオヤマレンゲ K5」







































「ピークを過ぎたオオヤマレンゲ K5」
































 








「ピークを過ぎたオオヤマレンゲ K5」
















































「鳴子のオオヤマレンゲ(先週)K5」


 雨が少し降ってきたので、中腹のオオヤマレンゲはみらず、戻ることにした。そして、雨も上がったので、坊がツルのベンチで、昼食と今日は紅茶を飲んだ。




「イブキトラノオと坊がツルの木道 K5」

















































「坊がツルの木道と大船山 NEX-5N」

















「今日の昼食 NEX-5N」



















「クサボケの実 NEX-5N」


 お腹がパンパンになり、一息し、雨ケ池コースを戻った。すると先月まで、沢山咲いていたクサボケに実がなっていた・・・!! この実は、昔、果樹酒に使われたみたいだ。信じられないほどの沢山の実がついていて、この実をつけ果樹酒を作るとどんな味がするんだろうと、よだれを出しながら歩いた(冗談 笑)。
 そして、今年初の咲き始めの「シモツケ」や「オカトラノオ(タデ原)」、もう直ぐ、このコースのあちらこちらに咲く「ヤマアジサイ」を堪能し下山した。そして、ビックリ仰天、タデ原の入り口の看板で、「ノハナショウブ」が・・・(笑)
 来月には、雨ケ池にも「ノハナショウブ」が咲くことを願って、今日の山行は終了。
 
















「シモツケ NEX-5N」







「ヤマボウシ NEX-5N」



































「ピンクのヤマアジサイ NEX-5N」















































「ヤマアジサイ NEX-5N」








「オカトラノオ NEX-5N 」





















































「ノハナショウブ NEX-5N」


 




その他、今日確認した花











「バイカツツジ NEX-5N」

















「開花前のヤマオダマキ K5」




 


エピローグ

 オオヤマレンゲは、やっぱり難しい花ですね^^; 雨が降ればすぐ痛むし、本当繊細です・・・>< 蕾もまだあったので、綺麗に開花した花に会えるかどうかは、本当に運次第ですね・・・。

 これからは、登山道に沢山の花が咲きますね^^ 山に癒され、花に癒され、楽しみでなりません。この雨ケ池コースの「ヤマアジサイ」もその内の一つですね^^ 「ヤマアジサイ」は、日ごろ僕たちが目にする「ガクアジサイ」がもっと小ぶりになったもので、その可愛らしさが何とも言えません☆彡 そうなるとまた、このコースになりますか???

 そろそろ、空気も透きとおってきましたし、朝駆けもいいかな^^ 



  
 
 ご来頂ありがとうございました☆彡


                     「くじゅう連山のひよっこ」  Ryona




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